睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠中に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりする病気です。症状はいびき、睡眠時の無呼吸、日中の眠気や倦怠感などがあります。呼吸が止まると血液の酸素濃度が低下し、様々な合併症を引き起こすことがあると知られています。
症状
次に当てはまる方は、睡眠時無呼吸症候群の疑いがあります。
・息切れ
・いびき
・日中の眠気
・肥満
・夜間頻尿
検査
当院では検査機器を使い、睡眠中の呼吸の状態を調べます。ご自宅でできますので、仕事や日常生活を心配せずに検査することができます。費用は3割負担の方は2,160円、1割負担の方は720円になります。検査では無呼吸低呼吸指数(AHI;apnea hypopnea index)をみていきます。AHIとは1時間当たりの低酸素状態となっている低呼吸と10秒以上の無呼吸の回数を数えたものです。このAHIが5以上であれば睡眠時無呼吸症候群と診断されます。検査でAHIが特に多かった方は以下のCPAP療法が有効です。
CPAP療法
経鼻的持続陽圧呼吸療法「Continuous Positive Airway Pressure」の頭文字をとって、CPAP(シーパップ)療法と呼ばれます。睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に上気道の空気の通り道が狭くなることで無呼吸・低呼吸が起こります。CPAP療法は狭くなった気道に圧をかけ、気道を拡げて呼吸をしやすくする治療です。具体的には鼻にマスクを装着し、呼吸に合わせて機械が圧をかけてくれることで無呼吸が改善されます。マスクをつけて寝るなんて苦しそう、といった心配をされる方もいるかもしれません。しかし導入すると苦しくなかった、むしろ熟睡できてよかった、とおっしゃっていただけることが多く見受けられます。いびき、日中の眠気などの症状がある方、呼吸が止まっていると言われたことのある方はお気軽にご相談ください。
引用:フクダ電子/https://www.fukuda.co.jp/cpap_support/about/